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映画やミュージカル、美術館・博物館、旅行などのおでかけ報告に、グルメやモニターの報告もします。
2009年09月30日 (水) | 編集 |
 キャメロン・ディアスが初の母親役に挑戦した「私の中のあなた」を試写会で見た。
 
 監督はあの号泣映画「きみに読む物語」(以下「きみ読む」)のニック・カサヴェテス。10月9日にロードショー公開される私の中のあなた(以下「私の」)もやはり泣ける映画だった。「きみ読む」は、認知症を患う妻とその夫の愛の物語で、号泣してしまった。「私の」は、世界的なベストセラー「わたしのなかのあなた」(早川書房刊)の映画化だ。

 「私の」は11歳の白血病の少女ケイトとその家族の話。病気ものは安易なお涙ちょうだい映画が多く、私は好きではないが、「私の」は単なる病気ものとは違っていた。

 娘を病気から守ろうと必死になる母、娘と一緒に髪を剃ってしまう姿に驚く(さすがハリウッド女優、根性が違う)。なぜか両親を裁判で訴える妹アナ。その裏にはある真実が隠されていて・・・(たぶん、ここで誰もが涙・・・)。アナの出生の秘密とは?(でもこれは映画の初めの段階で明かされます)。キャメロン・ディアスの熱演はもちろん素晴らしかったが、アナ役のアビゲイル・ブレスリン(「リトル・ミス・サンシャイン」で11歳でアカデミー賞にノミネート)もさすがに名演技だった。

 おそらく試写会場のほとんどの人が泣いていたと思う。泣ける映画だけど、見終わった後はとてもさわやかだった。生きることの意味を考えさせられ、見てよかったと思える映画。お奨めです!
私の中のあなた
[高画質で再生]

私の中のあなた予告

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2009年09月29日 (火) | 編集 |
 渋谷Bunkamuraのザ・ミュージアムで10月25日まで開催中の「ベルギー幻想美術館」に行った。私は3月にベルギーに行ったので興味を持って行ったが、ベルギーの美術にはなじみのない人が多そうだ。でも、ルネ・マグリットやポール・デルヴォーの作品はどこかで見ているかもしれない。今回の作品はすべて、ベルギー・シャルルロワ市と姉妹都市の姫路市立美術館のものだ。日本の地方の美術館にはかなり良い作品があることを、6月に行った「日本の美術館名品展」で知ったが、この展覧会で思いを新たにした。
 
 「幻想美術」というだけあり、どの作品も微妙な色合いだったり、不思議なテーマだったり、想像力をかきたてられるものが多い。

 横浜美術館の常設展で見てから興味があったルネ・マグリット。明るい色調にわかりやすい絵柄、でもその組み合わせが不思議で、見るたびに「この人は何を言いたいのだろう?」と考えてしまう。今回も例外ではない。どれもタイトルと絵の関係が面白く、見るのが楽しかった。特に『マザーグース』は、木と人の描き方が不思議だった。
 
 「女は心を惑わす悪魔で男を破滅させる」と母親に言われて育ったというポール・デルヴォー。その反動か、どの絵にも女性の美しい裸体が描かれている。サーベルビロード技法という珍しい織り方で織られた絹織物の『ささやき』は、女性の肌が妖しく輝いていた。

 私が一番気に入ったのは、マグリットでもデルヴォーでもない、初めて知ったジャン・デルヴィルの『ジャン・デルヴィル夫人の肖像』。オレンジともベージュでとも言えない全体のトーンに、さりげなく描かれたような横顔が美しい。なぜか心惹かれ、絵葉書を購入。ベルギー幻想美術館好きな絵
 絵を見た後は1階のロビーラウンジ「ドゥ マゴ パリ」で、「ベルギー幻想美術館」展覧会開催記念メニューの『ワッフルとチョコレートアイス』を楽しんだ。通常1260円が、チケットの半券で1050円に。こういう特典は利用しなくちゃね。ブリュッセルの屋台で買ってサブロン広場で食べたワッフルはボリュームたっぷりでとても甘かったが、こちらは日本人向けのボリュームで、あっさりとしていて食べやすかった。
ベルギー幻想メニュー

2009年09月27日 (日) | 編集 |
 シャネルの生誕125周年を記念して、今年から来年にかけて多くの映画や演劇が公開されている。私も先週ココアヴァンシャネルを、8月にココ・シャネルを見た。この2本はほぼ同じ時代を描いているが、微妙に違うところもあり、つい比べてしまった。
 
 9月18日からロードショー公開されているココアヴァンシャネル(以下アヴァン)は、フランス制作でアメリオドレィ・トトゥが主演。一方、アメリカ・イタリヤ・フランス共同制作のココ・シャネル(以下ココ)は、8月8日から公開され、アカデミー賞女優のシャーリー・マクレーンが主役だ。もちろん若い頃のシャネルは、バルボラ・ボブローヴァが演じる(結構魅力的だった)。シャネルは二人姉妹の姉か妹か?シャネルと一緒に酒場で歌っていたのは、シャネルの姉かお針子仲間の友達か?シャネルが全面協力しているアヴァンが真実に近いのかもしれない。
 
 孤児院で育ったシャネルがお針子をし、酒場で歌い貴族の愛人となり、帽子の製作がきっかけとなってパリやドーヴィルに店を持ち、デザイナーとして成功するのは、どちらも同じ。女性は「男性の所有物のようなもの」だった20世紀初頭に自己を主張し、シンプルで着やすいファッションを作ったシャネル。今なら珍しくないが、100年近くも前にこんなに強くて魅力的な女性がいたとは・・・。当然、映画に出てくるココ・シャネルが着ているファッションもデザインしたファッションもどちらも素敵!シャネルと交際した男性役はココのほうが、若くて素敵だった。ドーヴィルは、映画男と女の舞台でもある。
シャネルイヤリング 映画の画像のとり方がわからなかったので、代わりに私が持っている数少ないシャネルの商品からイヤリングを載せました。アヴァンの終わりのほうのシーンで、オドレィ扮するシャネルが着けていたイヤリングに、少し似ているかも。
2009年09月26日 (土) | 編集 |
 3月まで勤めていた会社のメンバー6人が久しぶりに会い、中華街でランチ。2人は仕事に戻り、現在仕事のない4人は茶館で中国茶を飲みながらまったりと過ごした。関帝廟の近くの悟空は、1階で茶器や茶葉を販売し、2階は茶館になっている。4人それぞれ別のお茶を注文し、少しずつ4種類のお茶を味わう。
 中国茶にはかなり前から興味を持っていたが、7月に台湾に行き台湾のお茶を飲んでますます好きになった。この日も私が注文したのは、台湾茶の東方美人(850円)、甘い香りで紅茶のような味が楽しめる。台湾旅行で連れて行かれた土産物店のデモンストレーションで飲んだ東方美人よりはるかにおいしかった(淹れ方の問題でしょうけど)。後の3人が注文したのは、蘭のようなあでやかな香りがする白芽奇蘭(800円)、プーアール茶にしてはまろやかで飲みやすい陳年プーアール茶(850円)、甘い香りにほんのり甘い味がする丹桂(800円)。丹桂は、台湾で買ってきたお気に入りのお茶の金宣茶と味も香りもよく似ている。
 中国茶は、初めに茶器と茶碗をお湯で温め、茶葉を入れた1回目のお茶は捨てる。1回茶葉を入れたら、5煎くらいまでおいしく飲める。こういう作法などはお店の人が教えてくれる。お茶の種類によって、茶器や茶碗が違うのも面白い。なんだかゆっくりと時間がながれていくよう。ドライマンゴーなどのお茶請けもおいしく、ゆったりまったりと茶館の時間を楽しんだ。
ごくう茶荘
 実は、中華街にはもう1軒お気に入りの茶館がある。善隣門に近い中国茶藝館茗香閣。茶葉・茶器を売る緑苑の2階にある。こちらでは台湾阿里山の金宣茶も飲める。
2009年09月25日 (金) | 編集 |
 世田谷美術館には十数年前に一度行ったきり。私が住む戸塚からは電車を乗り換えてバスに乗って、距離の割りにとても遠く感じる。だからなかなか行こうという気にはならなかった。
 先日「ココ・アヴァン・シャネル」を一緒に見た心優しき友が「オルセー展に車で行くから、よかったら一緒に行く?」と言ってくれた。感謝!感謝!おかげで「オルセー美術館展 パリのアール・ヌーヴォー」に行くことができた。
 パリのオルセー美術館には7年前に行ったが、絵ばかり見ていたのか、工芸品を見た記憶はまったくない。だから初めて見るも同然。優雅なアール・ヌーヴォーのいすやランプ、髪飾りなど、おなじみのエミール・ガレ、ルネ・ラリック、ドーム兄弟のほかに、知らない作家の作品も合わせて約150点。私が一番気に入ったのは、ジョルジュ・バスタールの孔雀の扇子。螺鈿でできた七色に輝く扇子は、ス・テ・キの一言!どんな貴婦人が持っていたの?ミュージアムショップに絵葉書が売っていたけど、ライティングのせいか、印刷のせいか、色があまりにも違っていたので購入を断念。でも、やっぱり買っておけばよかったかも。
 アルフォンス・ミュシャのポスターで有名な女優のサラ・ベルナールの写真と無声映画『椿姫』の映像の一部も見ることができる。映像のサラは晩年のものか、写真とはずいぶん違って見えた。さながら、20世紀初頭の森光子か?
オルセー展チケット
 次は併設のル・ジャルダンで、緑を見ながらゆったりとランチ。オルセー美術館展スペシャルランチ(3800円)もあるけど、お財布と相談してサーモンムニエルのBランチ(1700円)に。サラダ、パン(ライス)、コーヒー付き。デザートは別で、24日から始めたというバラの風味のクレーム・ブリュレ(600円)を注文。おいしゅうございました。
 食後は砧公園を散歩。以前はゴルフ場だったというだけあり、驚くほど広く、緑が多い。樹の幹がとても太く、年代を感じる。公園内ではピクニックしている人が多数。東京の世田谷でピクニックができるなんて!
 美術館で19世紀末の華麗な技と工芸を満喫し、おいしいランチに舌鼓。なんて優雅な1日