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映画やミュージカル、美術館・博物館、旅行などのおでかけ報告に、グルメやモニターの報告もします。
2016年04月28日 (木) | 編集 |
 今年は江戸時代の絵師、伊藤若冲の生誕300年です。年内は東京や京都などで若冲関連の展覧会が多数開かれます。その先陣を切って、東京都美術館で「生誕300年 若冲展」が始まりました。

 4月22日~5月24日の1ヵ月だけの開催。いつ行こうかと考えましたが、金曜日は夜8時までの開館なので、初日の22日、残業をしないで行きました。会場に着いたのは6時過ぎ、並ばずに入れましたが、会場内はメチャ混み! 動植綵絵30点と釈迦三尊像3点が東京でそろうのは、初めてだとか。中味が濃いから混むのもしょうがないけど・・・・。

 一部展示替えがありますが、この日は83点もの若冲の作品が見られました。圧巻でした。去年の6月と11月に若冲の絵を見るために京都に行ったり、若冲の作品が見られる東京近郊での展覧会はほとんど行ってるので、半分以上は見たことのある作品ですが、初めて見る絵もたくさんありました。

 動植綵絵も全部は見たことがなかったので、30枚が一つのフロアにそろっているのを見た時は感激でした。
若冲、老松白鳳図 若冲、芍薬と蝶
左はNHKの番組で詳しく紹介されていた「老松白鳳図」。確かに、白い羽と金色のように見える地の色が素晴らしいですよ。右は、なぜか人だかりがしてた「芍薬群蝶図」、なぜなのか理由はわかりませんが。
私が好きなのは「薄いピンクの花が咲いている桃の木に白い鳥が止まっている「桃花小禽図」↓
若冲、桃
実際の桃の花よりはるかに薄いピンク色がきれいです。

 もちろん動植綵絵以外も素晴らしい絵ばかりです。なんといっても注目は、最近発見され、今回初公開の岡田美術館所蔵の2作品でしょうか。
若冲,鳳凰図 若冲、岡田美術館
孔雀鳳凰図」カラフルできれい! そして、やっぱり白い羽・・・。なんだかため息が出そう・・・。岡田美術館は、私が札幌に行っているときに箱根にオープンしたのですね。だからまだ行ったことがありません。9月にこの作品がまた公開されるので、箱根の温泉に行きがてら、見に行こうと思います。

 そして今回のお気に入りはこちら↓
若冲、百犬図
いろいろなポーズの犬がいっぱい「百犬図」。こんな絵も描ける若冲、やっぱりすごい!

 私のナンバー1はMIHO MUSEUM所蔵の「白梅錦鶏図
若冲、白梅錦鶏図
錦鶏(キンケイ?)が美しい(実物はもっときれいです)。キンケイは中国やチベットにいる鳥だそうですが、若冲はどこかで見たのでしょうか? 想像で描いたとは、とても思えません。下の方に描いてある花も気になります。梅の時季にこんな花は咲いていないはず・・・。ちょっと不思議な絵です。

 他も素晴らしい作品ばかりで、見ごたえたっぷり!
若冲、クジラ
去年サントリー美術館に来ていた「象と鯨図屏風」、大きな作品です。水墨画だけど、迫力あります。
若冲、葡萄
京都の承天閣美術館で見た「鹿苑寺大書院障壁画 葡萄小禽図襖絵」、襖ごと持って来たんですね。
若冲、月夜白梅図
「月夜白梅図」、これも以前見てます。
菜虫譜
一昨年の11月、佐野に見に行った「菜蟲譜」。絵巻全部が続けて見られますが、行列です。同じく絵巻の「乗興舟」も行列でした。そしてアメリカのプライスコレクションの枡目描きの「鳥獣花木図屏風」もやっぱり並んでました。

 若冲の傑作が一度に見られて、大満足! でも、6時過ぎなのにとても混んでいて、最初は見るのが大変でした。7時過ぎからは少しすいてきて、7時半過ぎはかなりすいたので、もう一度じっくり見ることができました。でも、ミュージアムショップは8時になっても激混みで、レジは1時間待ち! 絵葉書とクリアファイルがほしかったけど、あきらめました。ミュージアムショップはレジを増やして、国立博物館のように会場外にも作ってほしいですね。

 26日の日中に行った友人に絵葉書を頼みましたが、平日の日中も恐ろしく混んでいたとか・・・。5月10日以降の展示替えの絵も見たくなったけど、混雑がね。平日は行けないし・・・、悩みます。混んではいるけど、名作ぞろいの若冲展、確かに一見の価値は間違いなくあります。
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2016年04月26日 (火) | 編集 |
 結婚式の翌日は午前中金沢観光をして、午後京都に向かう予定でした。天気予報にあった雨は上がったけど、風が強い。とりあえずホテルをチェックアウトして、金沢駅のコインロッカーに向かいました。駅の構内を通ったら、大阪行きの特急サンダーバード、午前中は運休で午後は未定とのこと。電車運行の再開を願いながら最初に行ったのは、金沢に行くなら絶対に行こうと決めていたここです↓
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現代アートの金沢21世紀美術館。土、日、祝日は100円の兼六園シャトルというバスで行きました。せっかくの桜も、強風でどんどん散っていきます。

 美術館に入る前に、すぐ前にあった茶室を見ました。
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江戸時代末期に、加賀藩12代藩主の前田斉泰の隠居所「冨有園」の居室として江戸・根岸に建築され、その後鎌倉を経て移築されたものだそう。

 21世紀美術館の私のお目当てはレアンドロ・エルリッヒのスイミング・プールなのですが、チケットの体系が複雑。プールを地上から見るだけなら無料だけど、中からも見るなら有料、さらに開催中の展覧会を見るならさらに別料金。それをいちいちチケット売り場で一人ずつに説明し、さらに荷物の大きさのチェックもするので、チケットを買うのにとても時間がかかります。もっと効率的にできそうなのにね。

 結局私はイベントのチケット売り場の親切なおば様係員の助言で、プール内部と展示室1~6が見られるチケット(360円)を購入しました。館内の案内もわかりにくく、もらった案内地図を見ても迷ってしまいました。いくつか見た中で面白いのは、やっぱりスイミング・プールかな。

 地上から見ると↓
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下に何かが見えます。有料ゾーンからプールの中に行くと↓
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上からプールをのぞいている人が見えます。透明のガラスの上に10センチほどの水が張られているだけで、ガラスの下は水色の空間になってます。ちょっと面白い、こんなアートもあるんですね。

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こちらは、手前が「緑の橋」で、奥が「雲を測る男」。

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これは15分に1回、ゆっくりと動く展示物です。

 展示を見ている時間と迷っている時間が同じくらいだったかも・・・。もう少し、わかりやすくしてほしい美術館でした。次にすぐ近くらしい兼六園に行こうと思いましたが、どの出入り口から行けばいいのか、まったく案内がありません。しょうがないので、またイベントのチケット売り場のおば様係員に聞いて行きました。


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外は相変わらずの強風、交差点から見えたのは、金沢城の石垣。

 兼六園の入り口に行くと、ナント強風のため閉園だとか。しょうがないので、次の目的地へ。こちらは大丈夫らしい。向かう途中に見えたのは↓
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強風で折れた結構大きな木の枝があちこちに落ちてます。こんなものが当たったら、大変・・・。

 坂道を上ってしばらく歩くと、目的地へ。
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加賀藩十二代目の前田齊廣の夫人隆子(眞龍院)のために、1863年に建てられた成巽閣です。前田家伝来の雛人形・雛道具展を開催中で、入場料は1000円と高めですが、見所が描かれた順路案内がわかりやすく、テープの案内もあり、とても良かったです。

 中は写真撮影ができません。1階の謁見の間もよかったけど、2階の書見の間(群青の間)は、フランスから輸入したウルトラマリンブルーの群青色とベンガラの朱色のコントラストがとてもきれいでした。

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台風並みの強風のため雨戸が閉められましたが、庭を見るために少しだけ開いてました。

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下の写真は敷地内にある茶室「清香軒」。絵葉書を見るととても素敵だけど、年中非公開だそう。成巽閣のスタッフは親切でとても感じがいいし、一見の価値があるところでした。

 次は金沢城に行きたかったのですが、こちらも強風で入れないというので、予定外だけど、駅に向かう途中にある長町武家屋敷跡へ。途中、飛ばされそうになるくらいの激しい風が吹きました(今まで経験したことのない強風!)。
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土壁の街並みが続きます。茶屋街といい武家屋敷跡といい、金沢は古い町並みを大切にしてるんですね。時間がなかったので、お土産やで買い物をしただけですが、なんだか江戸時代にいるような気分が味わえました。

 武家屋敷跡は金沢の繁華街香林坊のすぐそば。風も強く、さすがに疲れたので、はくいちカフェ アトリオ店で一休み。
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金箔のお店の併設カフェだから、金箔入りのオレンジジュース(400円)です。

 ジュースを飲みながら、電車が出ないなら高速バスで京都へ行こうと決め、金沢駅に戻りました。駅に戻ると、大阪行きの特急サンダーバードが3時過ぎに出るというので、急いで荷物を出してホームへ。すでに電車が止まっていて、かなりの人が乗り込んでいます。私も乗って席を探しました。なんとか一つだけ開いている席を見つけて、ほっ! 

 出発予定時刻まで1時間くらいありますが、席に座って待ちました。結局電車が動いたのは4時近く、途中強風の影響で止まったりして、6時20分くらいにようやく京都に着きました。強風で金沢城に行けなかったり、最後は大慌てで、ゆっくりお土産を買うこともできない40年ぶりの金沢でした。京都編は、後日アップしますね。
2016年04月24日 (日) | 編集 |
 先週になりますが、金沢で仕事をしている甥の結婚式に参列するため40年ぶりに金沢に行きました。40年前は、吉田拓郎のつまごいライブの後に名古屋、飛騨高山を経由して行ったので、東京から乗り換えなしで金沢に行けるようになったのが新幹線ができてからだったとは、ついこの前まで知りませんでした。もちろん、初北陸新幹線です。

 結婚式は16日の午前10時半からですが、留袖の着付けをしてもらうので9時半までに行かなければなりません。前日は夜8時近くまで残業したけど、朝一の新幹線で行きました。朝5時過ぎに家を出るなんて、今までの最早記録です。
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東京駅に着いてうれしかったのは、北海道新幹線の文字を見たこと。東京駅から乗り換えなしで函館の近くまで行けるようになったことを実感。同じホームで次に来るのが北海道新幹線のはやぶさです。見られなかったのが、残念!

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早朝の東京駅は、いつもとはちょっと違いますね。

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最近の新幹線は揺れも少なく、座席もゆったりして乗り心地がいいです。

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新しい金沢駅は、まるでモダンアート!

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今どきの素敵な結婚式&披露宴でした。M君、Mちゃん、おめでとう。お幸せにね。

 披露宴がお開きになり、着替えが終わったのは3時過ぎ。夜は新郎の両親である弟夫婦との会食があるけど、それまで時間があるので、ホテルにチェックインしてから、金沢観光へ。弟夫婦たちとは別のホテルで、観光も私一人です。


 この日目指したのは、40年前には行かなかったひがし茶屋街です。
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江戸時代の茶屋街の雰囲気が残っていて、平成13年に重要伝統的建造物群保存地区も指定されています。外国人の観光客であふれてました。

 金沢といえば金箔(国内生産の95%を占めるとか)、ひがし茶屋街にも金箔を扱うお店が多く、私もお土産を買いましたが、なんと金箔の蔵が見られるお店がありました。
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箔座ひかり蔵です。純金プラチナ箔で仕上げた外壁と純金箔24金で仕上げた内壁が豪華!

 メインの通りから奥に入っても、素敵な街並みが・・・。
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 タクシーの運転手さんお薦め、すぐ近くの主計町茶屋街にも行ってみました。こちらは道路が狭く車が入れないので、観光客もほとんどいません。
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観光客用のお店はないけど、雰囲気はこちらのほうが素敵かも・・・。

 すぐそばが浅野川、川の近くで枝垂桜が見られました。
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 行きは時間がないのでタクシーで行ったけど、帰りは少し歩いてバスで金沢駅へ。夜は弟夫婦がのどぐろをごちそうしてくれました。
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まるで白身のトロですね。抜群のおいしさ! まぐろのトロは苦手だけど、のどぐろはあまり油っぽくないので私にはぴったり。ごちそうさまでした。

 翌日の午前中は再び金沢観光ですが、続きは後日に・・・。
2016年04月20日 (水) | 編集 |
 仕事が急に忙しくなったのと、甥の結婚式で金沢に(ついでに京都にも)行った(後日紹介予定)ので、アップが遅くなりました。熊本と大分で地震の被害にあわれた方、お見舞いを申し上げます(15日の記事は予約投稿で、地震の前に書いてました)。友人の実家が熊本なので、気になります(友人は東京にいますが)。

 今回は目黒美術館の「没後40年 高島野十郎展」(6月5日まで開催中)を紹介します。展覧会の初日、4月9日に行きました。
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 高島野十郎、私は全く知りませんでしたが、Kさんに誘われて行ってみました。1890年に福岡県久留米の造り酒屋の四男として生まれた野十郎、東京大学農学部を首席で卒業しましたが、好きな画家の道に進みます。40歳でアメリカからヨーロッパへ渡り、3年後に帰国。85歳で亡くなるまで絵を続けました。
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 この展覧会、野十郎が中学生のころに描いた作品に始まり、ヨーロッパで影響を受けたであろう印象派風の絵や静物画、そして晩年までの幅広い作品が150点ほども見られます。実に絵が上手な方です。写実的な絵が多く、テーマも幅広い。本当に才能のある方なんですね。
からすうり
とてもリアルな「からすうり」。あまりにも見事な絵です。多少計算して、実際とは違って描いているのでしょうか? 静物画は、どれも計算されたような構図です。几帳面な性格だったのかな?

雨の法隆寺
「雨 法隆寺塔」。修復された絵ですが、雨に見えるのはキャンパスの生地を生かしたのか、描いたものなのか、判別できませんでした。本当に雨が降っているように見えるのが、素晴らしい。

ろうそく
「蝋燭」、同じ構図、同じような長さで微妙に違う蝋燭の絵が19枚もあります。個人的なお礼として描かれたそう。炎の描き方がとてもリアルです。どの絵もほとんど真ん中に蝋燭があるのが、なんとも言えません。

 私的にとても気に入った絵が2枚ありましたが、1枚は画像がありません。どちらも東大所有です。
満月
「満月」。月明かりと木の陰のバランスが絶妙だと思います。もう1枚の「落暉」もとても素敵な絵です。画像がないのが、残念! 

 目黒美術館は、あの桜の名所の目黒川のすぐそば。4月9日はもう桜は散っているかと思いましたが、まだなんとか見られました。
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桜はホントにきれいですね。見られて良かった!
2016年04月15日 (金) | 編集 |
 最近お寺巡りが好きな私、東京都内にもいくつかあると知り、いつか行こうと思ってました。桜が咲き始めた3月下旬、お寺に詳しいKさんの案内で、目黒のお寺に行ってきました。

 最初に行ったのは、目黒駅西口から急な坂道を下りてすぐの大圓寺
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 徳川家康をモデルにした大黒天があり、山手七福神の一つ。
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八百屋お七の恋人吉三のお墓があったり、重要文化財が三つもあったり(扉が閉まっていて見られなかったけど)、小さいけど見ごたえのあるお寺です。


 続いて行ったのはこちら↓
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天恩山五百羅漢寺(拝観料300円)、その名の通り五百羅漢があります。

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ここ本堂の中と羅漢堂の中で見られます。確かに500はありそう。写真撮影禁止なので写真はありませんが、一つ一つ顔もポーズも違います。


 ここまで来ると、有名なあのお寺も近い。
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昔は水行もできた瀧泉寺、目黒不動尊。関東最古の不動霊場、日本三大不動の一つです。

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大きくて立派なお寺で、びっくり! 深川不動より大きいんですね。早咲きの桜が満開で、とてもきれいでした。

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仏像もいくつかありました。


 最後に行ったお寺は、不動前駅から東急線に乗って。
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駅名にもなっている九品仏、浄真寺です。昨年の12月にoh pattiさんのブログ「行った気分で京都。そうだ鎌倉あたりにしとこう。」で紹介されていて、ずっと行きたいと思ってました。最初の予定よりだいぶ遅れて、ようやく行くことができました。

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歴史がありそうな山門、
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九品仏は修繕中で、三つしか見られなかったけど、
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京都のお寺のような庭園がありました。

 広くて、緑が多くて気持ちがいいお寺です。
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 東京23区内にもこんなに素敵なお寺があります。桜が満開になった翌週は、どこもきれいだったでしょうね。近場のお寺巡りもちょっとした旅行気分が味わえて、いいものです。紅葉の秋には、またどこかに行きたくなりました。