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映画やミュージカル、美術館・博物館、旅行などのおでかけ報告に、グルメやモニターの報告もします。
2016年05月30日 (月) | 編集 |
 私が美術館に行くきっかけになった絵が再来日してます。その絵をもう一度見たくて、パリにも行きました。パリのオルセー美術館で再び見て、さらにまた素晴らしい絵を発見。その2枚が同時に六本木に来てます。先週、国立新美術館で8月22日まで開催中の「ルノワール展」に行って、見てきました。
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 パリのオルセー美術館とオランジュリー美術館のルノワールを中心とする作品100点以上が見られる、とても見ごたえがある展覧会です。私も大好きだけど、日本人に人気のあるルノワール。そのせいか会期がまだ3カ月もあるのに、かなり混んでました(日曜だし、あの若冲展に比べればどうってことはありませんが)。

 目玉は広告ポスターなどにも使われているこちら↓
ムーランどらぎゃレット
初来日の「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」。オルセー美術館で初めて見て、素晴らしいと思ったのはこの絵です。結構大きな絵です。ルノワールは人物画が多いけど、こういう群像画は上手ですよね。一人一人に動きがあるのが、すごい!表情も違うんですよ。ホントに素晴らしい絵です。何年か前に六本木で見たアメリカ・ワシントンのフィリップスコレクションの「ボート 遊びをする人々の昼食」も同じような群像画で、いい絵でした。

 私が初めて見たルノワール、美術館が好きになったのはこの絵がきっかけです。
ピアノを弾く娘たち
「ピアノを弾く少女たち」、まさに薔薇色の空気に包まれたような素敵な絵です。フランス国家が買い上げたのも、納得。また見られて、良かった!

 とにかくどこかでみたことがあるような代表的な絵がたくさん来てます。
田舎のダンス 都会のダンス
「田舎のダンス」(左)と「都会のダンス」(右)がそろって来日するのは45年ぶりだとか。そういえば、私も東京と京都で別々に見てました。田舎のダンスの女性は、のちにルノワールの妻になったアリーヌ、都会のダンスの女性は後にユトリロを産んだシュザンヌ・ヴァラドン。ルノワールはシュザンヌとも付き合っていたらしい。この絵を描いていた時、彼女は妊娠中だったとか。ユトリロの父親は、もしかしたらルノワール?

ぶらんこ
「ぶらんこ」
陽光の中のラフ
「陽光のなかの裸婦」。やっぱりルノワールといえば、木漏れ日ですね。この「陽光のなかの裸婦」は、ポーラ美術館の「水のなかの裸婦」に似てませんか?「陽光」のほうが、完成度は高いけど・・・。

 似てるといえば、ルノワールには珍しい風景画「草原の坂道」
ルノワールの草原真
どこかで見たことがありませんか?同じオルセー美術館にあるモネの「 アルジャントゥイユのひなげし」によく似てます。同じ時期に同じ場所で描いたらしいですよ。絵の中の人物はモネの家族かな? モネの絵はこちら↓(今回は来てません)
モネの坂道

 めぼしい絵は、私はほとんど一度は見たことのある絵でした。もちろん初めて見る絵もかなりありました。今回面白かったのは、説明が詳しくて、ルノワールにまつわる雑学がわかったこと。
ジュリーマネ、ルノワール
「ジュリー・マネあるいは猫を抱く子ども」。ジュリー・マネは、エドワ―ル・マネの弟ウージェーヌとベルト・モリゾの間の一人娘です。ルノワールの絵のモデルを何回かしたようです。

 ルノワール展だから、最初私はルノワールの作品だけだろうと思っていたのですが、他の画家の作品も何枚かありました。その中でも多かったのが、ゴッホ。ゴッホの絵は、初めて見るものばかりでした。
ルノワール展のゴッホ
ゴッホにしては明るい「アニエールのレストラン・ド・ラ・シレーヌ」。実物はもっときれいです。

 印象派の絵は癒されますね。ルノワールを堪能しました。これだけの大作が日本に来ていて、パリのオルセーとオランジュリーはどうなっているのでしょうね? 私がパリに行ったときは、まだ工事中だったオランジュリー美術館。いつか必ず行きたいものです。

  
 この後は麻布十番のレストランでランチ(詳細は後日)。予約時刻まで時間があったので、六本木ヒルズを通って歩いて行きました(道を間違えて迷ったけど・・・)。六本木ヒルズの小さなイングリッシュガーデンは、薔薇が見ごろできれいでした。
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2016年05月27日 (金) | 編集 |
 映画が大好きな私ですが、圧倒的に多いのは洋画。邦画は厳選して、大人向きの映画を見てます。最近珍しく、2本続けて邦画を見ました。

 先週末午前中にルノワール展を見て(詳細は後日に)、午後に見たのは、去年の今頃ベストセラーになっていた横山秀夫の小説が映画になった「64-ロクヨン-前編」。そして、仕事のピークが終わり急に残業がなくなった火曜の夜に見たのが、今年の日本アカデミー賞で監督賞を受賞した是枝裕和監督の「海よりもまだ深く」です。

 最初に「64」から紹介します。
瀬々敬久監督、佐藤浩市、綾野剛、夏川結衣、榮倉奈々、瑛太、仲村トオル、三浦友和他出演。TOHOシネマズ六本木ヒルズで。

 昭和64年の未解決誘拐事件の捜査官だった三上は、現在は広報官。警察庁長官が64事件の被害者宅を訪問することになり、その準備を命じられるが・・・。

 昨年、原作を読みました。あまり覚えていなかったのですが、映画を見るうちにだんだん思い出しました。警察の広報担当が主役の警察小説なんて、珍しいですよね。原作者が元新聞記者で警察担当だったので、内部のことは現実に近いのかもしれませんね。県警本部は、取り壊しが決まっている建物を借り、内装を作り替えたそう。警察も記者クラブもかなりリアルらしい。

 昭和64年に起きた誘拐事件「64」をモチーフに、警察とマスコミの記者クラブ、警察同士(刑事部と警務部)の確執が描かれてます。映画はテンポが速く、原作にかなり忠実です。佐藤浩市の演技が素晴らしく、原作では感動しなかったところで、なぜか大感動! 私は基本、映画を見てから原作を読むんですけど、今回は真逆。原作も面白かったけど、映画はもっといいかも。後編が楽しみです。後編は原作と違うらしいですよ。早く見たいな。

 一緒に見た友人は原作を読んでなかったけど、とても楽しんでました。読んでない人はもちろん、原作を読んだ人もさらに楽しめる映画だと思います。エンドロールに烏丸せつこの名前を見たけど、どの役だったのか全然わかりませんでした。今ホームページを見て、びっくり! 変わりましたね。(評価★★★★☆)

64前1
64前2


 続いての「海よりもまだ深く」は、昨年公開された「海街diary」で日本アカデミー賞を受賞した是枝裕和監督の作品。是枝監督の作品は、「誰も知らない」「そして父になる」「海街diary」と見てきたので、今回もちょっと期待してしまいました。

 是枝裕和原案・脚本・監督・編集、阿部寛、真木よう子、樹木希林、小林聡美、リリー・フランキー他出演。丸の内ピカデリーで。

 かつて一度だけ文学賞を受賞した売れない小説家の良多は妻にも愛想を尽かされ離婚、今は探偵事務所に勤めている。養育費を渡すという名目で、月に1回息子と会うのが楽しみだが、台風が接近するある面会日、母親が住む団地に息子を連れて行き・・・。

 とても淡々とした映画です。これといった大きな話の流れはありません。でも笑えるシーンが結構あるので、眠くなりません。セリフもとっても自然。ただ、やたら「アレ」というのが気になります(そこまでアレばかり言わないでしょ)。元妻に未練たらたらのダメ男に阿部寛は適役かも! 樹木希林もさすがに上手ですね。

 いつまでも過去にしがみつく男とすぐに前に進む女、4月に見た「さざなみ」に通じるものがありますね。ラストも微妙で、私的には今一つ。私は見てませんが、2008年の「歩いても 歩いても」に少し似てませんか? 主人公の名前も同じで、阿部寛と樹木希林が親子というのも同じ。是枝監督の完全オリジナル映画だけど、監督は本来こういう淡々とした映画がお好きなんでしょうか?舞台となっている清瀬市の団地は、是枝監督が実際に住んでいた団地だそう。(評価★★★★)

海より深く1
海より深く2

2016年05月24日 (火) | 編集 |
 5月半ばはバラが見ごろですね。先週末ですが、アドバンスツアー(横浜の地域情報紙時代の仲間の集まり)で、「大磯オープンガーデン2016」を見に行きました。今年は4月22~24日と5月13~15日の開催で、最終日でした。

 オープンガーデンとは個人の庭を開放して見学できるようにしたもので、大磯のオープンガーデンは今年で11回目。町を挙げてのイベントになっているようで、個人の庭はもちろん、カフェやレストランの庭園も見られます。ちょっとしたガーデンも入れて、参加は109件と規模も大きく、1日ですべてを見るのは無理でした。

 10時過ぎに大磯駅集合。駅構内にオープンガーデンのパンフレットがありました。始めは大磯駅周辺エリアからスタート。坂道を上ると、そこは遠くに海が見える眺望のよいところ。
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 道路際もお花がきれいです。
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 岩田さんの庭は、花でいっぱい。いろいろな花が咲いてます。
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たくさんの花の手入れは、ほとんどお仕事並みでしょうね。お母様の代からお花がお好きだそうです。お茶のサービスがうれしかった! 下の写真の紫と白の花はとてもいい匂いのするニオイバンマツリ、我が家の近所にも咲いてます。紫の花がだんだん白色に変わります。紫が多いうちはとてもきれいですが・・・。

 イングリッシュガーデン風の素敵な庭もあります。
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外壁にはう薔薇が素敵!
 
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小さなスペースを生かしたガーデンや
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帯広の紫竹ガーデンのようなワイルドな花畑もあります。

 オープンガーデンは、お花を愛する人たちの作品発表のようなものでしょうか。パンフレットの地図を見ながら歩いて、道に迷いながらもいろいろな庭を見せていただきました。
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お花を見ながらお茶(サービス)をいただける庭も。

 玄関先だけを拝見するところもありますが、どこも素敵です。
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 この時季は薔薇とクレマチスが特にきれいですね。珍しい花もありました。
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下の白い花は、2008年のドラマ「風のガーデン」に出てきたカンパニュラです。初めて知りました。富良野の風のガーデンには行ったことがあるけど、カンパニュラは咲いていない時季だったのかも・・・。
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こちらはブラジル原産のダンガイノジョオウ。ブラジルでは、崖にへばりつくように咲いているそう。

 庭がきれいなレストランやカフェもあります。
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洋館のピザレストラン「大磯迎賓館」、ランチはここでした(詳細は後日)。

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こちらは「大磯珈琲庵」。時間がなかったので、残念ながら見るだけでした。お茶したかった! 次回はぜひ・・・。


 東京からはちょっと時間がかかるけど、大磯のオープンガーデンは見ごたえがありました。来年以降も時間があれば、また行ってみたいな。素敵なお庭を無料で見せて下さった大磯の皆様、ありがとうございました。
2016年05月21日 (土) | 編集 |
 ここ数年お寺巡りがますます好きになりました。京都や奈良はもちろんだけど、東京にもお寺はあります。3月の目黒に続き、5月初めの日曜日に、お寺に詳しいKさんと都内・浅草近辺のお寺巡りをしました。浅草と言ってもあまりにも有名な浅草寺には行ってません。

 スタートは浅草駅から歩いて10分ほどの待乳山聖天本龍院
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 推古天皇の時代に大干ばつがあり、十一面観世音菩薩が大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)の姿となって降臨し、 苦しむ民を救ったといわれるお寺です。良縁成就、一家円満、商売繁盛のご利益があるそう。お寺のあちこちにそのシンボルである二股大根と巾着が見えます。大根そのものを売ってるのも、面白い。
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本堂は少し高いところにあり、下に降りるとちょっとした庭園もあります。

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すぐそばには、こんな碑も。作家池波正太郎はこの地で生まれたのですね。


 続いて行ったのは最近女子に人気のここ↓
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縁結びの神様、今戸神社です。この日もたくさんの女子がお参りしてました。1063年に後冷泉天皇が創建。イザナギノミコトとイザナミノミコトを祭り、今戸焼招き猫の発祥の地でもあります。

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あの新選組の沖田総司が亡くなったのもここなんですね。

 先日日本橋の三越本店で、映画「世界から猫が消えたなら」のチャリティキャンペーングッズの「お守りレタス・お守りキャベツ マスコット」(映画に出てくる猫のイヤホンジャック、300円)を買いましたが、この今戸神社で祈祷したものです。
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300円のうち100円が「一般財団法人 クリステル・ヴィ・アンサンブル」を通じて、日本の犬猫の殺処分、放棄、虐待行為ゼロを目指す活動と熊本地震の支援に役立てられます。三越伊勢丹グループは5月9日から、TOHOシネマズは14日から発売してますが、もう売りきれてるかも。私は右のマスコットを使用、左は娘にあげましたが、とってもかわいいですよ。


 次の目的地までは山谷堀公園を歩いて行きます。かつては隅田川から吉原へ向かうお大尽が船で行き来した堀ですが、今は埋め立てられたのか細長い公園になってます。
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朝倉文夫の彫像や
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正岡子規の歌碑があり、
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見返りの柳まで来ると、そこはかつての吉原(漫画・ドラマの「JIN-仁-」に出てきました)。
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遊郭の面影があるのは数軒のお店だけのようです。

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関東大震災で亡くなった多くの遊女を供養するために造られた大きな観音像がある吉原弁財天。近くには吉原神社もあります。

 続いては、少し歩きましたが、やっぱり有名なここです↓
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酉の市発祥の鷲神社です。

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下の写真を拡大すると、奥に大きなおかめが見えます。おでこをなでれば賢くなり、目をなでれば先見の明が効き、鼻をなでれば金運がつく。向かって右の頬をなでれば恋愛成就、左の頬をなでれば健康に、口をなでれば災いを防ぎ、顎(あご)から時計回りになでれば物事が丸く収まるとか。全部をなでた私は、欲張り過ぎでしょうか? 写真を撮って携帯の待ち受けにする人が多いとか。スマホでアップの写真を撮れば良かったと、今頃思ってます。


 次に行ったのは、お寺ではありません。なんだか懐かしい昭和レトロな駅です。
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都電三ノ輪橋駅、ボンカレーや金鳥の看板があまりにも懐かしい!


 そして最後は近代医学発祥の地ともいえる小塚原回向院
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行き倒れや刑死者を供養するために、刑場の近くに建てられたお寺で、安政の大獄で刑死した橋本左内や吉田松陰らが葬られています。1771年に蘭学者の杉田玄白、中川順庵、前野良沢らが、ここで刑死者の解剖に立ち合い、後にターヘル・アナトミアを翻訳し、「解体新書」を書きました。その記念碑があります。


 浅草からお寺を巡りながらぐるっと歩いて、南千住まで来ました。全く初めてのところばかりで、楽しい東京散歩でした。東京は、やっぱり奥が深いですね。今度はどこへ行こうかな?
2016年05月17日 (火) | 編集 |
 「ハムレット」「リア王」「オセロー」と並ぶシェークスピアの4大悲劇が映画になりました。読んだことがないのでストーリーも知らないけど、主演二人に惹かれて「マクベス」を公開初日に見ました。

 ジャスティン・カーゼル監督、マイケル・ファスベンダー、マリオン・コティヤール、パディ・コンシダイン、デヴィッド・シューリス、ショーン・ハリス他出演。TOHOシネマズシャンテで。

 内戦で荒れるスコットランド、マクベスとバンクォーの活躍で、ダンカン王が勝利する。戦乱の後、マクベスとバンクォーは3人の魔女に出合い、予言を聞く。予言で王になると告げられたマクベスは妻に伝え、ダンカン王が来た時に王を殺害、予言どおりに王となるが・・・。

 今年はシェークスピアの没後400年。4大悲劇だけあって、舞台はもちろん、オペラ(ベルディ作)にもなり、映画化も何回かされてます。先日亡くなられた蜷川幸雄さんもマクベスを演出してましたね(ご冥福を祈ります)。昨年の市村正親さん主演の舞台、見に行けばよかった・・・。

 マクベスを全く知らなかった私なので、映画を見て、ストーリーに驚きました。暗いスコットランドの景色(ロケはイングランドでも)、戦争シーンは結構残虐・・・。テーマが人間の野心や欲望、狂気だから、しょうがないのかな。美しいマリオン・コティヤールもやせてやつれて見えたのは、役柄のせい?

 印象的だったのは、いかにもシェークスピアという感じの韻をふんだように聞こえる英語(今の英語とは違うシェークスピア英語らしい)。戸田奈津子さんの翻訳も詩のようでした。映画館でシェークスピアの世界を堪能できたかも。でも私は、やっぱり「ロミオとジュリエット」が好きですけどね。(評価★★★★)

マクベス2
マクベス