fc2ブログ
映画やミュージカル、美術館・博物館、旅行などのおでかけ報告に、グルメやモニターの報告もします。
2016年06月17日 (金) | 編集 |
 先日見て佐藤浩市の演技に圧倒された「64-ロクヨン」の後編が公開されました。公開初日に、さっそく見てきました。

 瀬々敬久監督、佐藤浩市、瑛太、綾野剛、榮倉奈々、夏川結衣、緒方直人、永瀬正敏、三浦友和他出演。TOHOシネマズ日本橋で。

 実名報道をめぐって対立する記者クラブと県警広報室。未解決の誘拐事件「ロクヨン」の時効まで1年となったある日、ロクヨンそっくりの誘拐事件が起きる。報道協定は結べるのか、事件は模倣犯による誘拐なのか・・・。

 後編は原作と違いますが、途中まではほぼ忠実。広報室と記者クラブの対立はもちろん、刑事部と広報室の対立もあります。相変わらずテンポが速く、どんどん映画に引き込まれました。ラストに近いあたりから、映画のオリジナルが始まります。佐藤浩市演じる三上広報官が主役なので、三上がかなり活躍します。確かに原作のままだと、映像的には地味かもしれませんね。

 そしてラストは原作と違い、かなりの+αがあります。映画を見てから原作のラストシーンをまた読みましたが、違っていても違和感はありません。むしろ、映画のほうがすっきりするかも・・・。ある意味では、原作を超えたと言ってもいいかもしれませんね。この映画、原作を読んだ人も読んでない人も、満足できそう。

 何より素晴らしいのは、演技力のある俳優がそろっていること。アイドル映画と違って、安心して見られますよ。大人向きの邦画、いいですね。豪華俳優陣で、見ごたえありますよ。前編もまだ公開中のようです。前編をまだ見てない人も安心(?)ですね。

 邦画は若者向きやコミック原作ばかりで見たい映画がほとんどありませんが、こういう大人が楽しめる映画なら大歓迎。もっと大人向きの映画を作ってほしいな。今映画を見てるのは、若い子よりも大人じゃないのかな?(評価★★★★☆)

64後編
64後編2

スポンサーサイト