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映画やミュージカル、美術館・博物館、旅行などのおでかけ報告に、グルメやモニターの報告もします。
2016年08月29日 (月) | 編集 |
 今月は横浜に縁があって(24年住んでたから当然かな)、3回めの横浜です。今回は、10月2日まで開催中の「国宝でよみとく神仏のすがた」を見るために、神奈川県立金沢文庫へ。
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 金沢文庫は、鎌倉時代に北条実時が造った武家の文庫が始まり。北条市の菩提寺、称名寺の隣にあります。金沢文庫に行くのは2回目、2013年の11月以来です。

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称名寺の赤門を入って桜並木の参道を進むと、
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仁王門、ここの左を通ると↓
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反橋の向こうに見えるのが称名寺ですが、今回は寄りません。阿字ヶ池を左に回ります。

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浄土庭園と言われるきれいな庭ですが、あいにくのお天気で今一つですね。

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このトンネルの向こうが、金沢文庫です。
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 今回の展示は、金沢文庫所蔵の「称名寺聖教・金沢文庫文書」2万点余が国宝に指定されることになったのを記念して、個人蔵の神像や仏像、仏画などの仏教美術作品を展示するもの。それぞれの展示物の宗教的背景や時代背景の説明をしているのが、「称名寺聖教・金沢文庫文書」です。16000点余の称名寺聖教の多くは、金沢文庫文書の裏面を再利用したものだそう。

 展示数は65点と少ないけど、入場料が250円(65歳以上と高校生はナント100円)と格安で、国宝が24点もあることを思えば、とても中身が濃いと思います。国宝はもちろんすべてが文書なので、私はあまり興味がなかったけど、なかにはイラストのような文書もありました。
金沢文庫国宝
国宝の「天地麗気記」、馬にまたがっている女神の話?

 やっぱり一番良かったのはこれ↓ この展覧会のポスターにもなっている、顔もかんむりもとてもきれいな仏像です。
金沢文庫正解
弥勒菩薩立像。個人蔵です。こんな素敵な仏像を持っている方って、どんな方? 普段は、どこに置いているのでしょう?

 この仏像、美しいだけではなく、光背がとても珍しい。
金沢文庫3
普通は支えのようなものがついていて、床まで続いているのに、これは直接頭の後ろについてます。初めて見ました。


 ウォークラリーでもあったのか、称名寺の入り口までは中高年の人が結構いたのですが、金沢文庫の中はとてもすいてました。250円か100円で素晴らしいものが見られるのですから、寄ってみればいいのに、残念ですね。

 台風が近づいてますね。とても大きな台風で、予報が難しいとか。被害が出なければいいのですが・・・。
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2016年08月25日 (木) | 編集 |
 先週末は2本の映画を見ました。たまたまですが、どちらも以前人気のあった映画のリブート版。ハリウッドのリブートも日本のリブートも、どちらもとても面白かったですよ。

 土曜日に見たのは、「ゴーストバスターズ」。1984年と1989年に公開された「ゴーストバスターズ」の21世紀女性バージョンですね。

 ポール・フェイグ監督、クリステン・ウィグ、メリッサ・マッカーシー、ケイト・マッキノン、レスリー・ジョーンズ、クリス・ヘムズワース他出演。TOHOシネマズ上大岡で。

 心霊現象を研究していたコロンビア大学の素粒子物理学者のエリンは大学をクビになり、かつて心霊現象の本を共同執筆したアビーを訪ねる。原子力エンジニアのジリアンと地下鉄職員のパティも仲間になり、幽霊退治の会社「ゴーストバスターズ」を立ち上げるが・・・。

 84年版は映画館で見ました(たぶん)。89年は育児中だったので、リアルタイムでは見てないけど、たぶんテレビで見たはず。でもあまりにも昔過ぎて、細かいことは覚えてません。ただあのテーマ曲は忘れません。アレンジは違うけど、当然今回も同じ曲です。

 科学者の女性3人と地下鉄職員の女性1人によるゴーストバスター。21世紀版はとても科学的です。でも相手はあくまでもゴースト、そのギャップが面白い。

 でも何よりも面白いのは、ちょっとおバカでハンサムな電話番の男性アシスタント。仕事はできないけど、観賞用に雇われて・・・。眼鏡をかけてるし、スマートに見えたのでエンドロールを見るまでまるで気づきませんでしたが、なんとクリス・ヘムズワース! あのマッチョで素敵なクリスとは、まるで別人でした。

 4人の女性、日本ではなじみがないけど、アメリカではかなり人気のコメディアンだそう。ビル・マーレイ、シガニー・ウィーバーなど、前作の出演者がカメオ出演してます。

 本編ももちろん面白いけど、エンドロールは見もの! クリスの華麗なるダンスが見られます。エンドロールの後にも続きがありますから、最後まで席を立たないでくださいね。(評価★★★★と★★★★☆の間)

ゴーストバスターズ
ゴーストバスターズ2


 日曜日に見たのは、「シン・ゴジラ」。1954年に始まったゴジラシリーズの最新バージョンです。

 庵野秀明総監督・脚本・編集、樋口真嗣監督・特技監督、長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、高良健吾、市川実日子、余 貴美子、國村 隼、平泉 成、柄本 明、大杉 漣他出演。TOHOシネマズ錦糸町で。

 東京湾のアクアトンネルに浸水を伴う崩落事故が起き、その後鎌倉に謎の巨大生物が現れる。首相官邸では総理大臣以下閣僚が集まり、緊急会議が開かれる。緊急対策本部を設置し、自衛隊に防衛出動命令を発動するが、事態は収まらない。アメリカの国務省から女性エージェントも派遣されるが・・・。

 息子がゴジラ好きだったので、たぶん1991年の「ゴジラVSキングギドラ」から2000年の「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」までのほとんどは見てましたが、その後は見ていないと思います。「シン・ゴジラ」評判がいいらしいので、見ることにしました。

 私が以前に見た20世紀のゴジラ映画とはまるで違います。ゴジラが全面CGという違いもありますが、ストーリーの大半を占める政府内のやり取りが何とも言えず、面白い。とってもリアルな感じです(たぶんね)。自衛隊全面協力で、最新(?)の兵器各種が見られるのも、興味深いかも。

 まるで脱皮する虫や動物のように、ゴジラが徐々に変身していく様子がわかり、最終的には118.5mもの大きさに驚きます。ゴジラだけではなく、三監督・四班体制の総勢1000人以上のスタッフと328人ものキャスト。とにかくスケールが大きい。ただ祖母が日本人のアメリカのエージェント役が石原さとみって、とっても微妙。英語は結構頑張ってたけど、どう見ても日本人100%ですものね。

 ただの怪獣映画ではなく、突然非常事態が起きたらどうなるかを描いた大人のゴジラ映画ですね。エンドロールに野村萬斎の名前があり、出ていないのにと思って調べたら、CGゴジラのモーションキャプチャー担当だそう。もう一度見て、ゴジラの動きを確認したくなりました。

 ところで、シン・ゴジラのシンとは、新なのか真なのか、どういう意味なんでしょう? 気になります。(評価★★★★と★★★★☆の間)

シンゴジラ
シンゴジラ2


2016年08月22日 (月) | 編集 |
 今年から8月に休日ができたんですね。その山の日、私は山ではなく海に行きました。海といっても、さすがに海水浴ではなく、船に乗っただけ。しかも浅草からお台場までのミニクルーズですけどね。

 まずは浅草。浅草って通ることはよくあるけど、なぜか素通りばかりで、ちゃんと見たことがありません。そこで今回は、浅草寺近辺をちょっと歩きました。一緒に行ったのは横浜時代の仕事仲間のTちゃんだったので、待ち合わせはお昼近く。なので、最初はいきなりランチから。

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浅草むぎとろの「とろろ彩膳」(2800円)。以前から行ってみたいと思っていた浅草むぎとろ、もちろんすべてとろろ芋の料理で、どれもおいしくいただきました。


 食事の後に行ったのは、やっぱりここですよね。
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浅草といえば、浅草寺。雷門を入ってからの仲見世は、すごい人! 通りが交差するところは大渋滞で、前に進めませんでした。

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初めて境内を歩きました。結構広いんですね。都内最古の木造建造物、東京都指定文化財の六角堂(写真上)やお寺の中とは思えない景色も見られました。


 行ったことのない方向に歩いていくと↓
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日本最古の遊園地、浅草花やしきに着きました。なんだか懐かしくって、楽しそう。でもこの後予定があるので、中には入れません。日を改めて、行ってみよう!

 なんとなく今度は左に。スカイツリーがきれいに見えるスポットがありました。
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 続いて行ったのは、こちら↓
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まるごとにっぽん、全国各地の名産品が集まってます。私が買ったのは、故郷北海道のハスカップジュース(写真撮り忘れ)。他にも、いろいろ気になるものがありました。ここも、また来たいところですね。

 
 次の予定があるので浅草駅方面に戻ることにしますが、途中、また面白いものを発見。
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大衆演芸場に紙芝居。浅草って、ディープで面白い!


 そして、この日のメインイベント。浅草からお台場までのミニクルーズです。去年の春に両国まで乗った水上バスもあるけど、この日は東京クルーズホタルナを利用しました。家の近くの隅田川テラスに行ったときによく見かけ、気になっていた船です。

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出発地からは、こんな絶景が見られます。

 ホタルナはまるで宇宙船みたい。漫画家の松本零士さんのデザインで、船内の案内テープも「銀河鉄道999」の鉄郎、メーテル、車掌でした。ほとんど予約(乗船日の3日前まで)でいっぱいになるみたいですが、お台場クルーズが決定したのが前日だったため事前予約ができず、当日浅草に先に着いたTちゃんに当日予約のチケットを買ってもらいました。祝日だったので、ぎりぎりだったら乗れなかったかも。
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 浅草を3時15分に出て、お台場まで約1時間。途中からはデッキにも出られるし、この船は窓が多いので、外の景色がよく見えました。天井にも窓があるので、橋の下を通るときは真下から見ることができます。
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先日の隅田川花火大会を見た蔵前橋の下を通って、
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我が家の近くの萬年橋を初めて海から見て、
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経由した日の出桟橋では小笠原諸島に行く小笠原丸を見送って、その後はデッキに出ました。暑い日だったけど、デッキの上は風があり、意外と涼しくて、気持ちがいい!
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東京タワーも、
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もちろんこれから向かうレインボーブリッジも見えます。

 お台場が近づきました。
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江戸時代末期、江戸の防衛のために洋式の海上砲台を建設し、その砲台の台場だったのが、地名の始まりだとか。上の写真の緑の部分も台場の跡のようです。

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無事にお台場に到着。お台場海浜公園は、ポケモンGOをする人でいっぱいでした。ポケステーションなんですね。
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最後にTちゃんの希望で、フジテレビのちびまる子カフェでお茶をして、帰りました。


 昔ながらの浅草から1時間ほどで、今どきのお台場へ。夏のミニクルーズは気持ちがいいですよ。時間の関係でさらっと歩いただけの浅草、とても魅力的な街ですね。また改めてじっくり、花やしきや大衆演芸場などに行ってみたいな。
2016年08月19日 (金) | 編集 |
 洋画では印象派が好きな私、モネやルノワールが好きです。印象派には女性の画家もいるんですね。8月初めに友人に誘われて、横浜美術館で9月11日まで開催中のメアリー・カサット展に行きました。
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 印象派の女性画家、ベルト・モリゾはパリのマルモッタン美術館で見たこともあって知ってたけど、メアリー・カサットって聞いたことがないと思ってました。でも友人の話を聞いたら、去年の今頃読んだ原田マハの「ジヴェルニーの食卓」の「エトワール」の章(ドガの話です)に出てきたとか。読み返したら、確かにありました。それにネットでよくよく調べたら、メアリー・カサットの絵、見てました。すっかり忘れてましたが、5年前の6月に行った「ワシントン・ナショナルギャラリー展」でお気に入りになった絵は、カサットの絵でした(5年前の記事はここをクリック)。

 今回の展示は112点のうちほとんどがカサット。19世紀半ばに画家を目指してパリに渡った21歳のアメリカ人女性、それがカサットです。エドガー・ドガと知り合い、印象派展に出品し、母国アメリカに印象派を紹介してます。そういうわけで、ドガやモリゾの絵も見られます。

 カサットは子供や母子の絵を多く描いてます。
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「浜辺で遊ぶ子どもたち」、女の子が愛らしい。

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「桟敷席にて」。双眼鏡で舞台を見てる女性を見てる男性が面白い。女性の顔はきちんと描かれてるけど、他の人の顔は描かれてません。モネと同じですね。

メアリーカサット3
「沐浴する女性」、日本の浮世絵の影響を受けて描いたドライポイントです。色がきれいで、なんとなく日本の雰囲気があるような・・・。

 で、今回私的に一番良かったのは、カサットではありません。
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葛飾北斎の浮世絵、「諸国滝廻り」木曽路ノ奥阿弥陀の滝。滝の描き方がとっても斬新! 構図も斬新、印象派に影響を与えるのも当然と、納得しました。北斎、やっぱりすごい! 11月にオープンするすみだ北斎美術館、楽しみです。

 そうはいいながらも、カサットの絵葉書を2枚購入しました。1枚はもちろん「海辺で遊ぶ子どもたち」。もう1枚は↓
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「モレル・ダルルー伯爵夫人と息子」、きれいなパステル画です。やっぱり私が一番好きなカサットの作品は、5年前に見た「青い肘掛け椅子の上の少女」ですね。

 圧倒的に多かった母と子の絵、母が子供を見るまなざしは優しく、子供は愛らしいものばかりでした。生涯独身だったカサットですが、きっと子供好きだったのでしょうね。

 
 横浜美術館の彫刻の常設展示に面白いものがありました。
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ダリの「バラの頭の女性」です。同じタイトルの絵は見たことがあったけど、彫刻もあったんですね。

2016年08月16日 (火) | 編集 |
 現在リニューアル工事中のホテルオークラ東京、毎年夏に美術展が行われてます。今までに数回行ってますが、この美術展は純益を社会貢献のために寄付するチャリティイベントで、今年で22回目です。
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 今年は8月18日までの開催で、旅がテーマ。「「秘蔵の名品 アートコレクション展 旅への憧れ、愛しの風景」に行ってきました。
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 会場に入ってすぐにあるのは絵ではなく、川端康成がホテルオークラに贈った色紙「歩み入る者にやすらぎを、去り行く人にしあはせを」。ホテルオークラは川端康成の常宿だったそう。この色紙をはじめ、旅をテーマにした洋画、日本画、浮世絵125点が見られます。

 特に重点を置いているのが、マルケ、東山魁夷と歌川広重のようです。

ボンヌフ夜景
ポンヌフ、昼
ポンヌフ、冬
20世紀初めに中間色で風景画を描いたアルベール・マルケの作品です。ポン・ヌフという、パリのシテ島にかかる橋を昼と夜、雪景色で描いてます。マルケ、今回初めて知りました。絵も初めて見たと思います

 東山魁夷の絵は、当然どれも素晴らしかったけど、特によかったのは↓
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「山峡朝霧」、水墨画の屏風絵です。墨一色だけで描かれているのに、とってもリアル! まるで自分が霧の朝、山の中にいるような気がしました。素晴らしい臨場感に、感動です。こんな気持ちになったのは、やはり東山魁夷の唐招提寺の障壁画「濤声(とうせい)」、「年暮る」を見て以来です。東山魁夷の絵は、やっぱり素晴らしいです。

 この絵には、所蔵が書かれていません。スタッフの人に聞いたら、所蔵を明かさないことを条件に借りたのだとか。この素晴らしい絵の持ち主は、いったい誰?

 そして、歌川広重。なんと「東海道五十三次」の55枚すべてが見られます。何枚かは見てるけど、55枚すべてを見たのは、初めて。一度に見られるのも、うれしい。
東海道五十三次、日本橋
日本橋を出て、京都の三条大橋に着くまでの53の宿場町の様子が面白く、一緒に旅をしているような気持ちになりました。

東海道五十三次、戸塚
こちらは「戸塚宿」。私が24年間住んでいたのは戸塚で、駅にはこの浮世絵を大きく拡大したものがありましたが、現物の浮世絵を見たのはこれが初めてです。

 ホントに旅をしているように楽しめて、見ごたえもありました。しかもチャリティなんて、うれしいですね。会場入り口にはこんな写真スポットもありました。
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下の写真、立体的に見えませんか? 平面なんですけどね。

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旅する写真展、私も応募しちゃいました。応募写真を見るのも楽しかった!

 旅に行きたくなる、ホテルでの美術展、とても良かったですよ。美術館と違ってちょっぴり優雅で、静かで落ち着いて見られました。