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映画やミュージカル、美術館・博物館、旅行などのおでかけ報告に、グルメやモニターの報告もします。
2017年01月29日 (日) | 編集 |
 先週末は、大きな美術展と小さな美術展の3件に行きました。大きな美術館も小さな美術館も、それぞれ良さがありますね。

 大きな美術館の紹介から。1月22日に行ったのは、4月2日まで東京都美術館で開催中の「ティツィアーノとヴェネツィア派展」です。イタリア各地の美術館の作品を中心に、51点の油彩・テンペラ画と17点の版画が見られます。

 ルネサンス文化が盛んだったイタリア、ヴェネツィアは明るい陽光の反映か、フィレンツェなどとは違い、油彩画が発達したそう。今回も47点の油彩画が展示されてます。特に素晴らしいのは、やはりティツィアーノ。ナポリのカポディモンテ美術館所蔵の「ダナエ」は日本初公開です。
ティツィアーノ、ダナエ

 宗教画が多く、聖書を読んでいない私にはどういうシーンか理解できない絵もいくつかありました。画像はありませんが、ティントレットの「レダと白鳥」(なかなか素敵な絵です)など、聖書の内容を知っていれば、もっと楽しめるんでしょうね。

ティツィアーノ、マグダラのマリア
ティツィアーノの「マグダラのマリア」。マグダラのマリアというと、なぜか私はミュージカルの「ジーザスクライスト・スーパー・スター」の曲が浮かんでしまいます。

 一番素晴らしいのは、やっぱりこれですね。
ティツィアーノ、フローラ
ティツィアーノの「フローラ」、本当に美しい絵です。ウフィツィ美術館の所蔵ですが、ウフィツィ美術館って素晴らしい絵が多いんですね。行ってみたい・・・。

 イタリアの絵が多いのでめったに見られない絵が多いけど、版画を入れて68点とちょっと物足りなかったかな。
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 東京都美術館がある上野公園では、今チューリップが咲いてます↓
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冬桜もきれいでした。
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 この後は、ブログ友達のMさんが紹介していた渋谷の美術館へ。久しぶりの美術館のはしごです。
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渋谷区立松涛美術館、今日までですが「セラミックス・ジャパン 陶磁器でたどる日本のモダン」を見ました。区立なので、シニア料金は60歳以上で、なんと250円でした。

 ここは美術館自体もとても素敵な建物。松濤という高級住宅地に合ったモダンな建物、中も素敵です。
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 幕末から明治初期にかけて「ジャポニスム」とはやされた日本文化。明治維新から第二次世界大戦までの近代日本陶磁器の作品161点が見られました。

セラミック、板谷は山
陶芸家板谷波山と東京高等工業学校窯業科が造った「新製マジョリカ額皿」、板谷波山のイメージとは全く違いますね。

セラミック、浅井忠
こちらは浅井忠が図案を担当し、四代目清水六兵衛が造った「菊文様皿」。浅井忠がこのような陶磁器の図案にかかわっていたとは、知りませんでした。

 こんなタイルも↓
セラミック、タイル
実物ははるかに素晴らしいです。今使っても素敵なタイルばかり。

 うれしかったのは、初代宮川香山の作品が見られたこと。
セラミック、宮川香山
「浮彫蓮子白鷺翡翠図花瓶」。立体的で、どのように造っているのか不思議な素晴らしい作品です。

 オールドノリタケや大倉陶園の古い作品も見られ、とても見ごたえがある展覧会でした。


 最後に紹介するのは、日本橋高島屋で1月23日まで開催していた「興福寺の寺宝と畠中光享展」。映画「ザ・コンサルタント」を見た後に行きました。こちらもブログ友達のKさんが紹介していた展覧会です。東京での展覧会は終わってますが、富山、茨城、横浜、奈良、大阪、新潟、酒田と、年末まで巡回します。

 1300年前に創建された奈良の興福寺、阿修羅像で有名ですが、現在発掘調査をもとにした創建時の伽藍復興が進められています。来年の秋には、中金堂が300年ぶりに再建されるそう。新しい中金堂の法相柱(ほっそうちゅう)の柱絵を描くのが、日本画家の畠中光享氏で、柱絵と畠中氏の新作、旧作も見られました。法相柱柱絵が公開されるのは、これが初めてです。

法相柱絵2 法相柱絵
祖師を描いた法相柱柱絵は全部で14枚、落慶の暁には地上10mの高さになるので、間近で見るのは難しいそう。左は「戒賢論師」、右は「無著菩薩」。

 中金堂の模型もありましたが、結構大きな建物になりそうですね。畠中光享の絵は女性を描いた絵が素敵です。
畠中
「私は行く」。現代の日本画って、洋画に近いんですね。

畠中、塩の行進
「塩の行進」、先頭にいるのは、インド独立運動の祖、マハトマ・ガンジーです。ダライ・ラマ14世やマザーテレサの絵もありました。

 興福寺の仏像や曼荼羅図も多少ありましたが、圧倒的に畠中光享の絵が多かったです。

 
 国立新美術館や東京都美術館など大きな美術館に行くことが多いけど、デパートや区立の美術館でもいい展覧会がありますね。充実の2日間でした。
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2017年01月26日 (木) | 編集 |
 先週も2本の映画を見ました。年金手続きの後に錦糸町で見たのは、11月に公開されてからじわじわと評判になってロングランを続けているアニメ「この世界の片隅に」です。

 片渕須直監督・脚本、のん、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ、岩井七世、牛山茂、新谷真弓、澁谷天外他の声の出演、楽天地シネマズ錦糸町で。

 原作は2007年~2009年に『漫画アクション』に連載されたこうの史よのコミック。ストーリーは昭和8年から昭和20年の戦後までの、すずの生活を描いたもの。いくつかのエピソードはありますが、あまりにも淡々としているので、いつものようにまとめるのがとても難しい。しいて言えば、7歳から19歳までのすずの生活とある出会いといったところでしょうか。すずの「自分の居場所探し」でもあるかも。

 時代は第二次世界大戦直前から戦中、戦後となるのですが、まるで暗さがないのが不思議。なんだか、とってもゆる~い戦中映画って感じです。舞台は広島県の呉市で、有名な戦艦も出てきますが、月日などはきちんと調べて正確だそう。街並みも当時の姿に近いらしい。声優に挑戦したのんの声は、評判通りすずのイメージにぴったりです。

 この映画は、サポーターを募り制作資金を賄うクラウドファンディングで作られました。3,374名のサポーターによって39,121,920円の資金が集まったそうです。私的には、そこそこいい映画だとは思うけど(「君の名は」と同程度かな)、特に感動も驚きもドキドキわくわくもないのが、残念でした(笑えるシーン、ほほえましいシーンは結構ありましたけどね)。「君の名は」同様、あれほど話題になる理由がわかりません。(評価おまけして★★★★☆)

この世界
この世界2


 週末に見たのは、サスペンス・アクションの「ザ・コンサルタント」。

 ギャビン・オコナー監督・製作総指揮、ベン・アフレック、アナ・ケンドリック、J.K.シモンズ、、ジョン・バーンサル、ジェフリー・タンバー、ジョン・リスゴー、シンシア・アダイ=ロビンソン他出演。TOHOシネマズ日本橋で。

 アメリカの田舎町の会計コンサルタント、ウルフに、大企業から財務調査の仕事が入る。重大な不正を見つけたが、一方的に仕事が打ち切られた。その日からウルフは誰かに命を狙われるようになり・・・。表では不愛想だが優秀な会計コンサルタント、だがその実態は?

 これぞサスペンス、これぞアクション映画! 会計士なのに、命中率100%の凄腕のスナイパー、二面性を持つウルフをベン・アフレックが好演。ベン・アフレックって、素晴らしい名優でアクションもいけるんだと、思わず見直してしまいました。表情だけで見せる演技が、本当にスゴイ!

 ストーリーも抜群です。ハラハラドキドキで、あっという間の128分でした。現在のウルフ、少年時代のウルフ、そして事件を追う警察と三つの話が交互に出てきますが、最後にはちゃんとつながり、納得。病気や家族の話でもあり、ちょっとした驚きと感動もありました。それまでの謎が一気に解決するラスト、すっきりします。

 もしかしたら、続編もあるのかな? あってほしいな。アメリカでは、映画ランキングに初登場で1位でした。当然でしょうね。アクションやサスペンスが好きな人はもちろん、そうでない人も楽しめます。お薦めですよ!(評価★★★★☆と★★★★★の間)

コンサルタント
コンサルタント2


 アニメとゲームで育った若い人たちは、洋画より邦画、実写よりアニメなんですね。「君の名は」といい「この世界の片隅に」といい、確かに良い映画だとは思うけど、あれほどまでに話題になりロングランになるのが不思議。だって、ストーリーがもっといい映画はたくさんあるし、表情がわからないアニメよりも、俳優が表情だけで演技しているのもわかる実写のほうがはるかに面白いですよ。話題のアニメ映画を2本見たけど、どちらも期待以下で、正直ガッカリでした。もうアニメは見ないつもりです。

 ロードショー系の映画館に置いてあるチラシや予告も、今は邦画やアニメが圧倒的に多くなりました。邦画もいい作品がたくさんあるけど、アニメより実写、邦画より洋画が好きな私には、悲しいことです。これからは洋画を見るには、単館系映画館に行くことになるのかな? 単館系は狭いから混むんですよね。ネット予約できないところもあるし・・・。洋画が減らないことを願います。洋画を見続けると、英語に慣れて、少しずつですが、ヒアリングができるようにもなりますよ!
2017年01月23日 (月) | 編集 |
 先週、有休をとって年金の手続きに行きました。私の地区の年金事務所は亀戸にあります。近所の郵便局で住所変更の手続きをしてから行ったので、年金事務所に着いたのは12時くらい、混んでいるとは思ったけど、電光掲示板に出ている待ち時間はナント110分。ずっと待っているのは、時間の無駄。係りの人に言って、外出です。

 向かったのは、歩いて10分ほどの亀戸天神社。ブログ友達のJさんが先日行かれて、「梅が咲き始めました」と書かれていたので、年金の手続きが終わって時間があったら行くつもりでしたが、どうせなら待ち時間に。
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門の右側にきれいな紅梅が咲いてました。

 この神社に来るのは、これで3回め。最初はちょうど2年前に(記事はこちら→ここをクリック)、2回目は昨年のゴールデンウィークに来ました。天神様なので学問の神はもちろん、梅で有名です。そして亀戸天神は藤の名所でもあります。それでGWの5月3日に来たのですが、去年は咲くのが例年より早く、かなり咲き終わっていて、寂しい景色でした。
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 で、今年の梅は? 例年の見ごろは2月半ば~3月半ばですが、この日(1月17日)すでに数本は見ごろになってました。境内には300本もの梅の木があり、作業のほとんどを神職の方々が行っているそうです。
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蝋梅はもちろん、
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かわいらしい白梅も。梅の木1本1本に名前の標識がついてます。これは早咲きの冬至梅だったかな。

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天神様につきものの神牛もありました。牛は天神様の使いで、撫でると知恵を授かるそうですが、今回は撫でませんでした。

 亀戸天神は、スカイツリーが見える景色もいいですね。
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 年金事務所に戻る途中、以前から気になっていたここにも寄りました。
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亀戸梅屋敷、歌川広重の浮世絵『名所江戸百景』の「亀戸梅屋敷」からとった下町、亀戸の歴史と文化を世界へ発信する拠点。道の駅風に地域の名産品などを売ってます。私が買ったのは↓
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懐かしい駄菓子のセット(270円)と飴(108円)です。


 早咲きの梅と下町の道の駅(?)を見て年金事務所に戻ったのは、50分後。次が私の番になってましたが、さらに15分~20分待ちました。まあ、電光掲示板の110分も待たなかったけど、トータルで80分は待ったかも。でも手続きは無事終わって、4月からはわずかながら(現在収入があるので減額!)、年金をもらえそうです。

 1月24日・25日には亀戸天神で、これまでの悪い事が“うそ”になり、「開運・出世・幸運」を得るという「うそ替え神事」があります。亀戸は乗り換えはあるけど、20分くらいで行けるので、梅か藤が見ごろの時に、また行こうかな。境内にある(!)江戸懐石料理の「若福」で、梅や桜を見ながらランチするのも良さそうね。
2017年01月19日 (木) | 編集 |
 先日の日曜日、毎年12月と1月の15日・16日の4日間だけ開かれる世田谷ボロ市に行きました。とても寒いというのは事前に天気予報で分かっていたので、先に三軒茶屋でカレーのランチにしました。

 初めて行く三軒茶屋、食べログで調べて、行ったのは↓
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インドカレーの「シバカリー ワラ」。とても人気のお店のようだったので早めに行き、開店の15分くらい前に着いたのですが、すでに列ができてました。でも運よく、1回目で入れました。

 ランチは、黒板に書いてある4種類のカレーから2種類(1100円)か3種類(1450円)、さらにナンやライスの組み合わせも選びます。お肉が苦手な私は、野菜のカレーにしました。
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行列や人気の理由に納得!ホントにおいしい。もしかしたら、今まで食べたカレーで一番おいしかったかも。インド人が経営している本格的なインドカレーのお店です。


 おいしいカレーに満足して、いよいよボロ市へ。初めて乗る東急世田谷線で世田谷まで。あとは人の流れについて行けばOK。駅を出たら、もう会場みたいでした。とにかくすごい人! 人が多いとネットを見て知っていたけど、想像以上。ひどいときは、全然前に進めません。混みすぎて、お店を見ることもできないくらいでした。
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 ボロ市は、1578年に小田原城主北条氏政が開いた楽市が始まり。ナント、440年近い歴史があるんですね。東京都指定無形民俗文化財です。ボロ市というだけあって、戦後すぐのころは片方だけの靴などもあったとか。今は、かつての名残なのか古着(リサイクル着物)と骨董品が多いけど、手作り品や古本、植木、食器、おもちゃ、アクセサリーなど様々。神棚や、これは何?と思うようなものまで売ってます。巨大なフリーマーケットですね。
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 食べ物屋もいくつかあります。150円の甘酒がとってもおいしかった。有名な代官餅が気になったけど、だいぶ疲れたころで、売っているところには行きませんでした。

 あれだけ広くて、人も多いのに、トイレは少ない! なぜかコンビニがトイレを貸してくれない。仮設トイレもあったけど、あまり使いたくはないですよね。私がトイレを借りたのは、ここ↓
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世田谷代官屋敷の敷地内にある世田谷区立郷土資料館のトイレを使いました。地下の男性用トイレも女性専用にしてたけど、20分は待ちました。コンビニがトイレを貸してくれれば少しはマシなのに、なぜダメなのでしょう?

 せっかくなので、代官屋敷の外観と敷地内を見学(中には入れません)。
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世田谷代官屋敷は、彦根藩世田谷領の代官を世襲した大場家の屋敷跡で、主屋は国指定重要文化財になってます。代官所でもあったので、審議の際に被疑者の庶民が座る白州も残ってます。

 それにしても、ホントに寒かった。晴れていたので着いた頃はそれほどでもなかったけど、時間がたつとさすがにね。どうして寒い12月と1月にするのでしょうか? 行く人はもちろん、出店する人の寒さは大変でしょうね。

 ほぼ見終わって、東急世田谷線上町から帰りました。道を間違えて、交番で聞きましたけどね。で、結局私が買ったのは、これ↓
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昔風梅干し(250円)、着圧ソックス(200円)、常滑焼の急須(1100円)。ボロ市、やっぱりお得ですね。
2017年01月16日 (月) | 編集 |
 先週末は、また映画のはしごをしました。午前中に見たのは「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」。あのスター・ウォーズシリーズのエピソード4(最初のスターウォーズ)の直前の話です。

 ギャレス・エドワーズ監督、フェリシティ・ジョーンズ、ディエゴ・ルナ、ベン・メンデルソーン、ドニー・イェン、チアン・ウェン、フォレスト・ウィテカー、マッツ・ミケルソン他出演。TOHOシネマズ日劇で。

 幼くして両親と別れたジンは、あるきっかけによって革命軍の女性戦士となる。帝国軍の最強兵器デス・スターの設計図を手に入れるため、4人のはぐれものの男たちとともに帝国軍のいる星に向かうが・・・。

 1977年公開の「スター・ウォーズエピソード4」から2015年公開の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」までのスター・ウォーズシリーズ初のスピンオフ。エピソード4の冒頭の字幕部分の話です。とてもテンポが速く、最初は話についていくのが大変でした。エピソード4にはつながっていきますが、エピソード3とはまったく関係ありません。もちろん、他のエピソードにも。だから、スター・ウォーズシリーズを見ていなくても問題はなさそう。

 主役のジンは、とても強い。今時の映画ですね。ジンを演じるフェリシティ・ジョーンズ、「インフェルノ」にも「リリーのすべて」にも出てたけど、どれもまるで別人。若いのに、演技派ですね。南国のリゾート地を思わせる星が出てきますが、ロケ地はやっぱりモルディブでした。

 エピソード4につながるので、懐かしいR2D2やレイア姫もちょっとだけ出てきます(レイアを演じたキャリー・フィッシャーは残念ながら先日亡くなりましたが、エピソード4の若きレイア姫です)。スター・ウォーズシリーズの楽しさ満載、アクションシーンもたくさんあって、楽しめます。エピソード4、もう一度見たくなりました。(評価はおまけして★★★★と★★★★☆の間)

ローグワン3
ローグワン2


 午後に見たのは、現代の戦争の姿を描く「アイ・イン・ザ・スカイ」。

 ギャヴィン・フッド監督、ヘレン・ミレン、アーロン・ポール、アラン・リックマン、バーカッド・アブディ、イアン・グレン他出演。TOHOシネマズシャンテで。

 凶悪なテロリスト軍団がナイロビで自爆テロの準備をしていることをつきとめたイギリス軍の諜報機関。キャサリン大佐はベンソン中将とともに英米合同軍事作戦を、ロンドンから指揮する。アメリカ・ネバダ州の米軍基地にいるドローンパイロットのスティーブに攻撃の指令をするが・・・。

 実在のテロリスト軍団を思わせる設定です。タイトルの「アイ・イン・ザ・スカイ」は、上空6000mから敵を監視する無人偵察機ドローンのこと。実際の戦場はアフリカのナイロビなのに、指揮するのはイギリス・ロンドンで、攻撃の操作はアメリカのネバダ州とは、まさに「戦争は会議室で起きている」。これが、現在の戦争の実態なのでしょうか。

 しかも、最終的な攻撃命令を下すまでの手順が長い。誰もが責任をとりたくないのは、どこの国も一緒なのね。このへんは、去年見た「シン・ゴジラ」に似てるかも。そして、キャサリン大佐の強いこと! ここにも強い女がいました。強い女は、今どきのはやりなのでしょうか?

 ラストの二人のアメリカ兵の涙やナイロビの少女に、胸が痛みます。ハラハラドキドキ、そしていろいろ考えさせられる映画です。私的には、「ローグ・ワン」よりこちらのほうが面白かったかな。コリン・ファースの初プロデュース作品で、アラン・リックマンの遺作でもあります。(評価★★★★と★★★★☆の間)

アイインザスカイ
アイインザスカイ2