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映画やミュージカル、美術館・博物館、旅行などのおでかけ報告に、グルメやモニターの報告もします。
2018年01月10日 (水) | 編集 |
 映画好きの私、今年の映画始めは4日と5日に見た3本です。どれも1月6日まで有効のTOHOシネマズの1カ月無料パスポートで。

 4日に見たのは、大半が裁判シーンの「否定と肯定」。若干面白みには欠けますが、考えさせられる良質の映画です。

 ミック・ジャクソン監督、レイチェル・ワイズ、ティモシー・スポール、トム・ウィルキンソン、アンドリュー・スコット他出演。TOHOシネマズシャンテで。

 実話を基にした「否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い」の映画化。アメリカのユダヤ人女性の歴史学者デボラ・E・リップシュタットが、イギリスの歴史家デイヴィッド・アーヴィングに名誉棄損で訴えられ、イギリスの法廷で「ホロコーストはあったのか、なかったのか」で争うストーリー。ほとんどが裁判シーンなので単調な気もしますが、弁護方針など目を見張るものがあり、飽きることなく見ることができました(後ろの席からは寝息が聞こえたけど・・・)。

 アウシュビッツのシーンは、やはりなんとも言えません。フェイクニュースがまかり通る現在、相通じるものがあって、なんだか怖いですね。リップシュタットも強いけど、何より弁護チームが素晴らしい。これもやっぱり、「事実は小説よりも奇なり」です。(評価★★★★)

否定と肯定
否定と肯定2


 翌日はTOHOシネマズシャンテで映画のはしご。午前中に見たのは、「嘘八百」。

 武正晴監督、中井貴一、佐々木蔵之介、近藤正臣、芦屋小雁、友近他出演。

 大阪、堺市の古物商小池が見つけた千利休の裏書と箱。茶碗がないために売れない陶芸家野田と組んで、あることを企てて、というストーリー。「なんでも鑑定団」のパロディーのようなシーンもあり、途中まではなかなか面白い。笑えるけど、爆笑というほどではなく、クスッという程度で、予告編で言ってるほどではありません。

 ただ、売れない陶芸家役の佐々木蔵之介が土をこねるシーンはとてもリアルで、茶碗はこういう風に作るのかと、妙に納得してしまいました。茶碗が売れるところまでは良かったのですが、そのあとからラストまでがなんだかとってつけたようで、今一つ。ちょっと期待外れかな。(評価★★★☆と★★★★の間)

嘘八百
嘘八百2


 続いて見たのは、昨年8月に展覧会を見たジャコメッティの映画「ジャコメッティ 最後の肖像」。ジェイムズ・ロードの「ジャコメッティの肖像」の映画化です。

 スタンリー・トゥッチ監督、ジェフリー・ラッシュ、アーミー・ハマー、クレマンス・ポエジー、トニー・シャルーブ、シシルヴィー・テステュー他出演。

 1964年のパリ、彫刻家ジャコメッティとモデルを頼まれたアメリカ人作家、ジェイムズ・ロードの話。大半が、ジェイムズをモデルにしてジャコメッティが制作(彫刻ではなくて肖像画です)しながらも苦悩するシーンなので、ちょっと退屈。実はこの内容、ジャコメッティ展の展示説明で見た日本人モデル、矢内原伊作(哲学者)の場合とほとんど同じ。だから余計新鮮味を感じなかったのかも。伊作は、この映画の1シーンにも登場します。また、多くの芸術家に共通するようにジャコメッティにも愛人がいて、かなりのシーンに出てきます。

 ジャコメッティ展で、デッサンが多くあるのに驚きましたが、絵も描いていたのですね。ジェームズをモデルにした肖像画、ぜひ見たいです。どこで見られるのでしょう? 芸術家をテーマにした映画は面白いのが多いけど、これは今一つでした。ジャコメッティファンには面白いかも。ジェフリー・ラッシュはジャコメッティそっくりだし、映画に出てくるジャコメッティの作品も本物そっくりに作ったものだそう。(評価少しおまけして★★★☆と★★★★の間)

ジャコメッティ2
ジャコメッティ
ジャコメッティ4 ジャコメッティ展
下右の写真がジャコメッティの作品(昨年のジャコメッティ展で撮影したもの)
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