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映画やミュージカル、美術館・博物館、旅行などのおでかけ報告に、グルメやモニターの報告もします。
2018年05月16日 (水) | 編集 |
 印象派が好きで、洋画系の美術展に行くことが多い私ですが、日本画もたまに見に行きます。連休中に行った2軒の美術館(博物館)は、どちらも日本美術の展覧会でした。

 4月28日に行ったのは、千葉市美術館、5月20日まで開催中の「百花繚乱列島ー江戸諸国絵師めぐりー」を見ました。
千葉市美術館

 江戸時代中・後期に日本各地で活躍した絵師の作品の展示です。江戸時代の地方だから、ほとんどが知らない絵師ばかり。北海道から九州まで、地域ごとに展示してます。画像はありませんが、円山応挙や酒井抱一など有名な絵師の作品も何点かありました。面白いのは、酒井抱一の兄、酒井宗雅と島津斉彬の作品が見られたことでしょうか。あの斉彬も絵を描いてたのですね(あまり上手とは言えませんが)。

 江戸時代だから全国的に有名になったのはほんの一部の絵師だけでしょうけど、地方ではそれなりに有名だったのかも。他の地域には知られていなくても、よい作品を描く絵師がいたことが、わかる展覧会でした。


 5月5日に行ったのは、東京国立博物館、5月27日まで開催中の「名作誕生ーつながる日本美術」を見ました。
名作誕生

タイトル通り、日本画、仏像、などの日本美術の名作ばかり、のべ130点もの展覧会です。名作というだけあって、国宝や重要文化財がとても多く、見ごたえがあります。ただ、なんとなくまとまりに欠けるような気がしなくもありません。一貫したテーマが弱いのか? 名作ぞろいで、連休中に行ったにもかかわらずそれほど混んでいなかったのも、そのせい?

 ホントに素晴らしい作品ばかりです。
普賢菩薩
国宝の「普賢菩薩騎象像」。象の鞍の彫刻がなかなか見事でした。

俵屋
俵屋宗達の「扇面散貼付屏風」。いろいろな絵の一部(?)が屏風に貼られていて、一度に多くの絵が楽しめます(?)。

酒井抱一、日本の名作
酒井抱一の「白蓮図」。白い蓮の花がとても素敵な絵です。

 もちろん、大好きな若冲の作品もあります。
若冲、日本の名作
伊藤若冲「鶏図押絵貼屏風」。これ以外にも3点あります。若冲と言えば、やっぱり鶏ですね。墨の濃淡だけで、こんなに生き生きとした鶏が描けるなんて! 4点のうち3点は以前にも見てますが、いいものは何回見てもいいですね。

 中国の画家、文正の「鳴鶴図」を模写した狩野探幽、陳伯仲、伊藤若冲の鶴の絵と文正のオリジナルを並べて展示しているコーナーがありますが、やっぱり若冲が一番上手だと思いました。

 今回私が一番感動したのは、若冲ではなく、こちら↓
長谷川等伯
長谷川等伯の「松林図屏風」、国宝です。この絵を見るのはたぶん3回めですが、今回はすいていたこともあって、近くで見るだけでなく、ちょっと離れて見ることができました。離れて見ると、印象が変わります。今までは、もしかしたら未完成?と思うこともあったけど、違いますね。これは、霧か靄の中に浮かぶ松林を描いたものだということが、よくわかりました。まるで、印象派のよう! 素晴らしい絵です。3回めの再再発見。等伯は、日本画における印象派かもしれませんね。この絵の展示は5月6日で終わっていて、次回見られるのは、来年のお正月です。

 画像はありませんが、84年ぶりに発見され、東京で初めて一般公開された雪舟の「倣夏珪山水図」が今見られます(前期に行った私は見られませんでした)。尾形光琳、尾形乾山兄弟、岩佐又兵衛、菱川師宣、葛飾北斎、歌川国芳など、有名作家の作品もあります。8世紀の仏像から大正時代の岸田劉生まで、名前通りの日本美術の名作ぞろい。一見の価値ある作品ばかりですよ。


 おまけです。少しだけ時間があったので、本館の平常展もざっと見ました。
宮川香山、国立博物館
初代宮川香山の「褐釉蟹貼付水鉢」。何回見ても、やっぱりすごい作品です。
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