FC2ブログ
映画やミュージカル、美術館・博物館、旅行などのおでかけ報告に、グルメやモニターの報告もします。
2018年06月17日 (日) | 編集 |
 2週続けて、土曜日は映画のはしごでした。昨日見たのは、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した映画と直木賞作家のベストセラー小説の映画化の2本です。まとめて紹介します。

 午前中に見たのは、「万引き家族」。21年ぶりに日本の映画がカンヌ映画祭の最高賞、パルムドールを受賞したことで話題になってます。私は受賞もさることながら、審査委員長のケイト・ブランシェットが絶賛した安藤サクラの泣く演技に興味があって、見ました。

 是枝裕和監督、リリー・フランキー、安藤サクラ、樹木希林、松家茉優、城桧吏、佐々木みゆ、池松壮亮、柄本明、尾形直人、池脇千鶴、森口瑤子、高良健吾他出演。TOHOシネマズ日本橋で。

 是枝家督の作品、結構好きで、「誰も知らない」「海街daiary」「そして父になる」「三度目の殺人」など見てます。この映画を見た後の感覚は、「誰も知らない」に似てました。底辺家族を描き、犯罪が日常茶飯事で、なんだかすっきりしません。私と先に見ていた友人の感想は全く同じでした。でも、家族って何?絆って何?と、いろいろ考えさせられましたよ。海水浴のシーンもとても良かったし。

 俳優の演技はみな素晴らしいものでした。とても自然。子役の演技までがあまりにも自然なのに驚きましたが、それは事前に台本を渡さず、直前にセリフを教え、流れに沿って撮影していたからだとか。さすが是枝監督! 

 そして、大好きなケイト・ブランシェットが大絶賛した通り、安藤サクラの演技は本当にすごい! 日本アカデミー賞主演女優賞を受賞した「百円の恋」をDVDで見ていたので、演技力の確かさは知ってましたが、ホントに泣く演技は素晴らしい。思わずもらい泣きをしてしまいました。でも32歳にしては、とっても地味ですね。

 虐待される幼児の話も出てきます。最近の事件を思い出してしまいました。だから、ラストに納得できない。あの子はあの後どうなってしまうのか、映画とはいえ、とても気になり、すっきりしません。是枝監督作品、私は「そして父になる」が一番良かったかな。この映画って、「誰も知らない」だけでなく、「そして父になる」に共通するところもあります。(評価★★★★)

万引き家族
万引き家族2


 午後に見たのは、直木賞作家池井戸潤の大ベストセラー小説の映画化「空飛ぶタイヤ」。

 本木克英監督、長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子、寺脇康文、小池栄子、ムロツヨシ、中村蒼、阿部顕嵐、柄本明、佐々木蔵之介、大倉孝二、笹野高史、岸部一徳他出演。TOHOシネマズ日本橋で。

 「半沢直樹」「陸王」「下町ロケット」などのドラマの原作の池井戸潤作品、初めての映画化だそう。累計170万部のベストセラーなのに、まだ読んでません。ドラマの「半沢」後半と「陸王」「下町ロケット」は見ていて、大好きでした。同じような企業小説で、企業対銀行、中小企業対大企業の話なので、似たようなシーンはありますね。原作を読んだ人には物足りないかもしれないけど、映画としてはよくまとまっていて、結構感動します。

 長瀬君の演技は今一つかな。9年前にWOWOWで連続ドラマ化されたようですが、もちろん見ていません。そのホームページを見ると、主役は仲村トオル(こちらのほうがイメージに合ってるかも)。今回の映画は、最初に長瀬(主役の赤松社長)、ディーン(大手自動車会社の担当課長)、一生(銀行の営業課長)の出演が決まっていたのかな。WOWOWドラマでは、銀行の比重が少ないように見えますが、映画は結構大きい。ディーン・フジオカ、とても素敵でした。

 原作者はM銀行出身で、この映画に出てくる大企業は財閥系の自動車会社で系列に銀行があります。Mしかないですよね。まあ、ストーリーはフィクションですが、大企業にはありそうな話です。仕事柄、いろいろな会社のコンプライアンスを読むことがあるのですが、映画を見て、コンプライアンスも建前なのかなって思ってしまいました。

 ラストシーンがいいです。エンドロールとともに流れるサザンオールスターズの主題歌もとてもいい。この映画のために作っただけあって、歌詞がピッタリです(たぶん原作を読んで作ったのでしょうね。株の話、映画にはありませんから)。後味もすっきり!映画は後味が良くなくちゃね。原作、近いうちに読もうと思います。(評価★★★★と★★★★☆の間)

空飛ぶタイヤ
空飛ぶタイヤ2
関連記事
スポンサーサイト

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック