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映画やミュージカル、美術館・博物館、旅行などのおでかけ報告に、グルメやモニターの報告もします。
2018年07月25日 (水) | 編集 |
 猛暑続きの毎日で、大変です。こんな時に出かける先は、涼しい映画館か美術館・博物館がお薦め。先々週から先週末まで、6軒の美術館・博物館に行きました。3回に分けて、紹介します。

 札幌から帰って最初に行ったのは、国立西洋美術館で9月24日まで開催中の「ミケランジェロと理想の身体」。初来日のミケランジェロの大理石彫刻2点を中心に、紀元前500年から19世紀までの主にイタリアの美術館・博物館所蔵の彫刻と絵(数は少ない)など、70点が見られます。
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 メインは当然ミケランジェロ。
ミケランジェロ2
ダヴィデ=アポロ」、ミケランジェロ後期の作品。これはギリシャ神話の神アポロなのか、古代イスラエルの王ダヴィデなのか、どちらとも取れるので、このタイトルになってるそう。未完成ですが、横顔はとても美しく、私は女性かと思ってしまいました。この作品の前後には、いろいろなアポロやダヴィデの作品があります。ミケランジェロは、どちらを造ったのでしょうね。

 ダヴィデ=アポロも素晴らしいけど、一番驚いたのは↓
ミケランジェロ3
若き洗礼者ヨハネ」、ミケランジェロ20歳のときの作品です。20世紀前半のスペイン内乱で崩壊し14片しかなかったのに、残っていた写真を基に復元したもの。身にまとっている羊の皮の材質までリアルに表現されているのが、すごい!

 会場内で唯一写真撮影できるものがあります。
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1506年に発見された古代彫刻の「ラオコーン」の模作です。ラオコーンが発見された現場には、ミケランジェロも立ち会い、この彫刻の影響を受けたと言われてます。

 ミケランジェロはやっぱり天才と再確認した展覧会でした。まあ私が一番好きなのは、もちろんサン・ピエトロ大聖堂にある「ピエタ」ですけどね。

 西洋美術館に来たら、常設も見ます。新収蔵品の紹介から↓
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シャセリオの「アクタイオンに驚くディアナ」

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フラゴナールの「丘を下る羊の群」。フラゴナールの風景画って、珍しいかも。
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私が好きなギュスターヴ・モローの「牢獄のサロメ」。次にパリに行くことがあれば、モロー美術館に必ず行きます。他にも有名画家の作品がたくさんあります。それほど混んでいないので、じっくり見られるのもいいですね。


 次に紹介するのは、横浜美術館で9月24日まで開催中の「モネ それからの100年」。モネが「睡蓮」に着手してから100年だそう。モネの作品25点とモネの影響を受けた(?)現代作家の作品70点が見られます。
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 モネの作品25点のうち23点は国内の美術館や個人所蔵のもの。日本にこれだけモネがあるんだと、驚きました。モネ以外は現代作家だから、面白いものもあれば???のものも。どう見てもモネと関係なさそうな絵もありました(こじつけ?)。モネは人気があるから、平日なのに結構混んでました。

 モネの絵は見たことのある絵が多かったけど、初めて見る作品もありました。
モネ
素敵な絵は、「チャリング・クロス橋」、メナード美術館所蔵。同じチャリング・クロスを描いた絵がもう1枚ありました。

モネ、睡蓮、横浜美術館
モネと言えば、やっぱり「睡蓮」。吉野石膏所蔵(山形美術館に寄託)。とてもきれいな絵です。

 外国の絵は↓
モネ、モナコ
「睡蓮、水草の反映」、モナコのナーマッド・コレクション所蔵。もう1点はロンドンの個人蔵の「バラの小道の家」。画像はありませんが、こちらは日本初公開です。

 現代作家の作品は絵のほかに映像もあります。有名なマーク・ロスコの作品も2点ありますが、モネとはなんの関係もなさそう。ロイ・リキテンスタインの「日本の橋のある睡蓮」は、完全にモネの影響を受けているのがわかるけど、似たようなモネの絵を隣に展示してほしかった。デザイナーの福田繁雄が父である福田美蘭がモネ展のために描いた作品が素敵でした↓
福田美蘭
「睡蓮の池 朝」。画像はないけど、夜のレストランのテーブルランプを睡蓮に見立てた「睡蓮の池」のほうがより素晴らしい!

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横浜美術館はパリのオルセー美術館を小さくした感じですね。常設も見ました。横浜美術館に来たのは2年ぶりなので、常設展もかなり変わってました。

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初代宮川香山の作品が何点かありました。
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福田美蘭の「風神雷神図」、配置以外は、とても独創的ですね。
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森村泰昌の絵もいくつかありました。中には過激な表現のものも(りかちゃん人形の絵なんですけどね)。上の写真はメキシコの女流画家フリーダ・カーロに扮した森村自身の自画像(?)。
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ルネ・マグリットの「レカミエ夫人」、マグリットに絵以外の作品があったなんて、初めて知りました。横浜美術館の常設、なかなか面白いので、お薦めです。

 以上紹介した二つの展覧会に関連したアート・オン・スクリーンがあります。これは、有名な画家に焦点を当て、作品とともにドキュメンタリータッチで紹介する映画です。第1弾は「ミケランジェロ:愛と死」(上映終了)、第2弾は「私は、クロード・モネ」(東劇は8月3日まで上映中)、私は両方見ました。関東地区では東劇だけ、全国でも3館だけです。
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 とても上質のドキュメンタリーです。映像もとてもきれい。見たことのある作品も出てくるけど、まったく知らない作品もたくさんあって、とても面白かったですよ。2000円と料金は高めだけど、その価値は十分にあります。第3弾の「フィンセント・ファン・ゴッホ:新たなる視点」は10月6日からです。今年の初めに開催していたゴッホ展には間に合わなかったのでしょうね。

 おまけです。7月12日に行った国立西洋美術館。美術館に行く前に不忍池に蓮を見に行きました。6月の下旬に見たときはほんの数輪の咲き始めだったけど、かなり咲いてました。今頃はもっと咲いて、見ごろになっているでしょうね。
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 横浜美術館のモネ展は、提携の半券サービスをしているレストランやショップがたくさんあります。私と友人がランチをしたのも、その一つ。
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横浜ロイヤルパークホテルの地下1階にあるフローラで、「モネ それからの100年」スペシャルランチをいただきました。美術展の半券を見せると1割引き(税・サ込1817円)になります。
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前菜、冷製スープ、魚か肉の選べるメイン、デザートにドリンク。ゆっくり落ち着いておいしいランチを楽しめました。ほとんどの人がこのスペシャルランチをオーダーしてました。皆さん、モネ展の帰りだったのかな。

 おまけのおまけ。横浜は24年間住んでいた街。いつ行っても、絵になる素敵な街です。久しぶりのみなとみらいとクイーンズスクエア(ずいぶん変わってましたが)、とても懐かしかったです。
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コメント
この記事へのコメント
初めまして。
初めまして。面白いブログですね。よろしくお願いします。
2018/08/08(水) 01:03:57 | URL | az5555 #-[ 編集]
Re: 初めまして。
ありがとうございます。
7月30日から今日(8月12日)まで札幌の実家に帰ってまして、
こちらのコメントを見ることができず、お礼が遅くなり申し訳ありせんでした。
今後とも、よろしくお願いいたします。
2018/08/12(日) 20:01:13 | URL | あっけまま #-[ 編集]
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